皆さまへ
このたび、株式会社ゼッスリー石川の運営に参画することとなりました、村田と申します。
まず初めに、常日頃からゼッスリー石川を応援いただいている、サポーター、関係者の方々へ御礼申し上げます。
ゼッスリー石川は、2025年3月「株式会社ゼッスリー石川」が一般社団法人TSUNAGUから3X3バスケットボールの運営を引き継ぎ、新たなスタートを切ることとなりました。
昨年9月、当時財団代表だった上原社長から「10年を節目にチームを法人化し、新たなスタートを切りたい」という相談を受けました。
最初にその話を聞いた時は正直なところ、3×3バスケットボールの市場や将来性に対して懐疑的な思いを抱いていました。また、プロスポーツチームとして(東京、大阪など)大都市から離れた石川県という地域のハンディもあり、参画には迷いがありました。
しかし、何度もオンライン会議を重ね、実際に金沢を訪れる中で、上原社長の熱い想いと「石川から世界へ」というビジョンに強く心を動かされ、また、金沢の街の素晴らしさにも触れ、この場所から挑戦できることにワクワクしました。そうして、微力ながらこの挑戦を支えたいという気持ちが芽生えました。
私はスポーツが大好きな少年でした。幼少期から、野球、バスケットボール、サッカー、水泳、陸上競技、ラグビー、アイスホッケーなど、さまざまな競技を経験してきました。スポーツを通じて努力の大切さ、仲間との協力、挫折を乗り越える力など、生きる上で大事なことを多く学びました。スポーツによって、今の自分が形作られたと感じています。
Jリーグのプロサッカーチームの運営にも携わっていた経験があります。その際、練習や試合を観戦するサポーターの方々が、家族や友人と笑顔で喜びを分かち合う姿に、スポーツの持つ素晴らしさを実感しました。そして、いつか再びスポーツを通じて多くの人に喜びを届ける仕事がしたいと強く思っていました。
今回、ゼッスリー石川を通じて、私を育ててくれたスポーツへ恩返しをし、石川県の皆さまに喜んでいただく機会をいただいたことを、大変光栄に思っております。
2025年シーズンに向けて、上原社長をはじめ関係者の皆さまの尽力により、選手補強も順調に進んでおります。私もチームと一体となり、まずは今シーズンを全力で駆け抜けます。
大会やイベントを通じて、ゼッスリー石川が石川県の皆さまの楽しみの一つとなれれば、これ以上の喜びはありません。今後とも温かいご支援、ご声援を賜りますよう、お願い申し上げます。
最後に、能登半島震災で被災された皆さまに心よりお悔やみ申し上げます。ゼッスリー石川としても、可能な限りの支援を行ってまいります。
村田信一